アメリカ合衆国の国民食「チリコンカン」をカレールウと混ぜて作るドライカレーのレシピをご紹介します。チリコンカンだけでも十分おいしいですが、しょう油とあわせることで日本人の口に合うカレーに仕上げました。
チリコンドライカレーのレシピ
- 玉ねぎ(みじん切り):1/2個
- 豚ひき肉:200g
- 煮豆:100g
- ジンジャーパウダー:大さじ1
- ピューレ入りトマト缶:1缶
- 水:大さじ3
- 赤ワイン(水でもOK):大さじ4
- しょう油:大さじ1
- チリパウダー:大さじ1
- カレールウ(フレークタイプ):大さじ4
みじん切りにした玉ねぎを鍋の一番下に敷く。
鍋に豚ひき肉・煮豆・ジンジャーパウダー・水を入れ、弱火で水分が少なくなるまで煮る。
ピューレ入りトマト缶・赤ワイン・しょう油・チリパウダーを入れて水分がなくなるまで煮込む。
カレールウを混ぜて完成。
カレールウを入れなければチリコンカンとして楽しめます。チリコンカンの応用として、スパゲッティに混ぜてボロネーゼ風・ギョーザ・トルティーヤにしても美味しくいただけます。
チリコンドライカレーの栄養話
豚ひき肉にはチアミンやナイアシンなどのビタミンB群・アミノ酸が豊富に含まれていて、体作りや疲労回復に良い食材です。
大豆は骨に必要なカルシウムやマグネシウムが豊富です。また、アミノ酸スコア100のタンパク質が含まれており、脂肪を燃焼しやすくする優秀な食材でもあります。他にも、コレステロールを下げる大豆レシチン・善玉菌を増殖させるオリゴ糖・抗酸化が期待できる大豆サポニン・骨粗しょう症を予防するイソフラボンといったさまざまな有効成分が含まれています。
ジンジャーの有効成分はショウガオールとジンゲロールです。ショウガオールは体を温める作用があって冷えの改善に適しています(加熱が必要)。冷え性からくる腰や膝の痛みがある場合は痛みが緩和することもあるようです。生の状態で存在するジンゲロールは免疫細胞の白血球を増加させて免疫力を高めるため、結果として風邪予防が期待できます。
チリパウダーにはカプサイシンが豊富に含まれています。抗酸化作用・食欲促進作用・血行促進作用・代謝を活発にすることから、ダイエット効果が期待される成分です。
ひき肉と煮豆を使うことで時短が可能なレシピなので、忙しい時でもササッと作れて便利です。元気を取り戻したい時に作ってみてください。