インド料理屋さんでかなりの高確率でメニューにある「カレーのお供に欠かせない」「飲むとなんだかほっとする」そんな飲み物がチャイ。カフェで飲んだり市販のものを買ったりしてハマってしまったという方も多いはず。
「作るのが難しそう」「スパイスなんて買ったことがない」「自分で作れたら楽しそう」という方のために、最も多く使われる3つのスパイスで作るチャイのレシピをご紹介します!
基本のマサラチャイのレシピ
- 紅茶(リーフタイプのもの※1):4〜5g
- 水 :300ml
- 牛乳や豆乳などお好きなミルク:300ml
- お好みの甘味料:大さじ1〜(甘めがお好きな方は大さじ2くらいを目安に調整)
- シナモンスティック :1/4〜1/2本
- クローブ:2粒
- カルダモン:2粒
鍋にシナモンスティック・カルダモン・クローブ・水を入れ、中火から強火で沸騰させる。
沸騰したら紅茶を加え、中火から弱めの強火で5分間煮出す。あまり火が強すぎると紅茶の苦みや渋みが出る場合もあるので火は強め過ぎないこと。
少し大きめの泡がぽこぽこと出続けるくらいを目安に火加減を調整してください。苦みや渋みをあえて出すとよりチャイらしくなりますが、初めての方にはお勧めしません。
5分後にお好みのミルクと甘味料を加えて再び5分間。甘味料を溶かしながら、強めの弱火から弱めの中火(※2)で煮出す。
茶こしでこしてカップに注いで完成。
基本のマサラチャイの栄養話
早速、余談ですが……。チャイというのは海外ではお茶全般の事を、マサラチャイというものが皆さんにおなじみのインド料理屋さんやカレーを食べた後に飲むスパイスの入ったミルクティーの事を指します。
カルダモンは消化促進・胃腸の機能強化に加えて、脳の血流の巡りをアップさせて集中力や記憶力を良くする効果があるといわれているスパイスです。集中力が切れ始める時間帯にあと一踏ん張りしたいという時にお勧めします。
シナモンは抗酸化や血糖値の安定、毛細血管活性化による冷え性・高血圧・循環器系疾患の改善などが期待できるといわれています。夏でも冷えるという方には特にお勧めです。
クローブは、体のストレスや食事・生活習慣の乱れによって発生する活性酸素を除去する抗酸化・アンチエイジングに適しています。特に、疲れ気味の方にはお勧めです。また、海外では歯の痛み・口内炎・歯周病などの口くう系疾患にも使われているとか。
紅茶にはフラボノイドと呼ばれるポリフェノールが含まれていて、抗酸化作用が期待できます。また、テアニンと呼ばれる物質には精神を落ち着けリラックスさせてくれる働きがあるので、ホッとひと息つきたい時にピッタリです。
今回は基本的な3つのスパイスを使ったレシピでしたが、煮出す際にしょうがのスライスを加えたり、仕上げにブラックペッパーやシナモンパウダーをさらにふりかけたり、牛乳を豆乳に変えて作ったりとさまざまなアレンジを加えて作るのも楽しいですよ!
暑い時には紅茶やスパイスを少しだけ増やして濃いめに作って、氷を加えて冷やして飲んでもよいですね。
これから少しずつそういったアレンジチャイのレシピもご紹介させていただきますのでよろしければ参考してみてくださいね。