インスタライブでお伝えした「冷え性対策チャイ」のレシピです。
- 季節を問わず冷え性に悩んでいる
- 基礎体温が低い
- 寒さに弱い
- 血行が悪い
- 血流が悪い
など
現代病の一つとも言えるほどになった「冷え」に焦点を当てて作ってみました。
1人分で作成したので、ご家族やお友達と飲む際は増量してお作りくださいますようよろしくお願いいたします。
冷え性対策チャイのレシピ
- 紅茶:5g
- 水:150ml
- お好みのミルク類(牛乳や豆乳など):150ml~
- しょうが:すりおろしてお好みで
- お好みの甘味料:適量
- シナモンスティック:1/4本~
- クローブ:2粒
- カルダモン:2粒
- リコリスホール:2~3つまみ(なしでもOK)
- コリアンダーシード:2つまみ程度(コリアンダーパウダー小さじ1程度でもOK)
- ブラックペッパーホール:2~3粒
- ヒハツパウダー:お好みで
- ブラックペッパー(できればミルタイプの物):お好みで
前準備として、コリアンダーシードとブラックペッパーホール(可能であれば他のスパイスも一緒に)をつぶしておく。コリアンダーパウダーの場合はそれ以外のスパイスをつぶす。
※細かくつぶすほど味・香り・成分が出やすくなります。つぶしにくい場合は、軽くフライパンや鍋で乾煎りするとつぶしやすくなります。
つぶしたスパイスと水を鍋に入れて火にかける(コリアンダーパウダーはここでは加えない)。
水が沸騰してきたら、紅茶を加えて4~5分間煮出す(火加減は強めの弱火か弱めの中火)。
※スパイスの風味をしっかり感じたい方は長めに煮出してください。
煮出し終えたら、お好みの甘味料(はちみつの場合は最後に加える)と牛乳もしくはお好みのミルク150mlを加える。
濃厚なチャイがお好みの方はやや多めに、軽い仕上がりがお好みの方は少なめに調整する。
※コリアンダーパウダーを使用する場合はここで加えてください。
ミルクを加えたら、強めの弱火から弱めの中火で煮出す。豆乳や植物性のミルクの場合は分離しやすいので火加減は弱めに調整する。
4~5分ほど煮出し、しょうがのすりおろしを加えてさらに1分間ほど煮出して火を止める。
優しめの刺激が良い方はカップに注ぐ前に、刺激・温め効果を期待したい方はカップに注いでから、お好みの量のヒハツパウダー・ブラックペッパーをふりかけて完成です。
※体ぽかぽかチャイセットの販売は終了しました。再販の際にはご連絡いたします。
冷え性対策チャイの栄養話
ヒハツ・ブラックペッパー・しょうがは、いずれも血流向上・代謝機能向上効果が期待できるスパイスです。全身にしっかりと血液が循環するようになり、冷え性対策に向いているといわれています。
しょうがは生のままだと体を冷やす作用が強いのですが、火を加える事でその性質が弱まって体を温める作用が増えるといわれています。
ストレス・炎症による副腎の機能低下(血流や体温調整に関わるホルモンの分泌が低下する)や低血糖も冷え性につながるといわれているので、血糖値の安定や副腎の機能向上が期待できるといわれるリコリスも加えました。
他にも、シナモンには毛細血管の拡張・血流増加作用が、クローブには造血作用・ストレスの改善・体の内部を温める効果が期待できるといわれています。
カルダモンには代謝機能の向上や血行促進効果があるといわれており、体温上昇効果や冷え性を体質から改善する効果が期待できるスパイスです。
コリアンダーにもカルダモンと同様に血液循環促進効果がある上に、甲状腺機能障害の改善にも効果が期待できるようです。甲状腺は体温の調整や代謝機能にも関わっていて、この甲状腺機能の低下も冷えの一因とされています。甲状腺機能の低下で冷えに悩まされている方に向けただけではなく、味を穏やかに優しくする目的でコリアンダーをブレンドしました。
ブラックペッパーやヒハツは刺激が強いので、甘さのあるリコリスやコリアンダーとバランスを見てお好みで調整していただければと思います。
リコリスはなくても大丈夫ですが、やや刺激的な仕上がりになってしまうので、はちみつや甘味料で調整したり仕上げのスパイスを減らしたりしてお好みの味に調整してみてください。
ブラックペッパーを多めにすると、辛みの影響もあって体が温まる効果を早く感じられるかもしれません。
冷えといっても原因はさまざまですが、温かい飲み物を飲むだけでもホッとしますし、ぽかぽかして癒やされますよね! 薬ではないので全ての方に効果的とはいえませんが、少しでも冷え性の方のお役に立てたなら幸いです。